腰痛の人は歩きなさいという風に指導されたという人を良く聞きます。
ここで大半の人は歩けば腰痛が良くなると考えてしまいます。
実際腰痛の人がウォーキングすると痛くなることが多いです。
これは例えば
腰が左凸、背中右凸、首が左凸で背骨が曲がっている人がウォーキングしたとしましょう。
地球には重力が働いています。そして背骨の上には体重の1/10の重さの頭が乗っています。
この重さは曲がった形の骨をより曲がらせる方向の力になります。
これを支えながら歩くのです。
背骨がより曲がる方向に力がかかるということは腰に良いわけがありません。
じゃあウォーキングは絶対ダメなのか?
やり方によっては良いものです。
この背骨のカーブがある程度良くなってきて、体がしっかり起こせた状態で歩けるだけの距離なら良いと思います。
正しい背骨の位置に対応した筋肉が働くためのウォーキングであれば「あり」です。
しかしいきなり30分歩くとかではなく、背筋をしっかり伸ばせた状態で歩けるだけにしてもらいます。
最初は家の周り1周だけかもしれません。
治療後のいい感覚で歩くといった感じです。
私であればウォーキングのタイミングは必ず指導します。
骨の位置が安定していないうちはウォーキングはあまりオススメしていません。むしろ悪化することがほとんどです。
安定する前はこちらが指導した体操で十分です。体操は人それぞれです。人の体は一人一人違うので。
そういった指導も柏遠藤カイロプラクティックは必ずします。
腰痛を良くするには受ける側も自分の体を理解しないと良くなりませんよ!
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