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腰痛と切っても切れない椎間板の話

背骨には椎間板というものがあります。背骨の一つ一つの間にあります。

椎間板の役割は背骨に弾力性、柔軟性を与えるのが役目です。

もし椎間板が無いと背骨は一本の棒みたいになってしまい可動性がほとんどなくなってしまうでしょう。

しかし、背骨がずれてしまうのもこの椎間板があるからでもあります。

椎間板は中心に水分を多く含んだ丸い髄核というものを線維輪という線維がぐるぐると囲まれてできています。

一定方向に圧力がかかることで髄核が中心から逃げる方向に圧力がかかりその圧力が線維輪に伝わりそれで炎症を起こします。

炎症が起こると椎間板は腫れて膨張してきます。この状態で神経圧迫を起こします。この状態が長く続くと、同じ個所に負担がかかり続ける為、いわゆる椎間板が狭くなります。そうなることでも神経の圧迫を起こす原因になります。

ちなみにこの状態はヘルニアではありません。ヘルニアは髄核が線維輪をぶち破って飛び出した状態のことを言います。

さらに神経(脊柱管)は背骨の後方にしか存在しないためこういった現象は髄核が後ろの方に行く前屈(腰が丸い)状態で起こります。

カイロプラクティックでは背骨を後方から前方に戻してあげることにより、椎間板内での圧力を均等にさせる目的もあります。

椎間板に炎症が起こると痛みが相当出ます。それこそ体が動かせないくらいに出ます。

そうなると正しい位置に戻すことで余計に痛くなることもあり、治療が難しくなります。

普段から椎間板に負担をかけないように過ごすのが大事になります。

普段の座り方、ストレッチの仕方、毎回ぐいぐいと前屈を強制してませんか?

椎間板を大事にする=良い姿勢でいることです。

そのあたりは前記載したブログで確認してください。

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